コンサルタントとしての実績
コンサルタントとしての実績

1. 大手化学メーカー(非食品)

食品原料事業への新規参入

新開発の“酵素”で市場参入を目指す。

遺伝子非組み換え酵素を新たに開発し、食品原料事業への新規参入を目指す国内大手化学メーカーから情報提供のご依頼を頂戴した。該社には酵素に関する市場状況や既存のプレーヤーに関する情報が無く、開発した製品の市場価値の自己評価もできていない中でのスタートであったため、先ずは世界の酵素市場の規模等のデータや内外の有力プレーヤーに関する情報をご提供。開発商品の市場価値は高いと見込まれるため、先ずは既存の酵素メーカーとパートナーシップを結んでの市場参入が最善策とご提案すると共に、有力な海外企業の紹介を行いました。


“酵素”市場の知見の広さで戦略構築力を発揮。

これまでの職歴から内外の酵素メーカーとの付き合いが広く、日本では未認可の酵素関連情報も有するなど知見を有しており、当事案でも実践的な情報提供ができたと自負しています。また、本事例の“酵素”と同様に、乳化剤、増粘多糖類、糖アルコール、乳酸など食品原料全般について戦略をご提案いたします。

2. 大手食品メーカー

東南アジアへの市場参入

生産も含めた冷食の海外展開プロジェクト。

日本の大手食品メーカーが冷食の市場拡大を見据え、東南アジアへの市場参入を目指すプロジェクトを発足。自社情報だけでなく外部の声も聴きたいとのことで、当初から参画を求められました。いたずらにM&Aを急ぐのではなく、先ずはOEMからスタートしてから市場拡大を図るべきと進言し、候補となる国のリストアップに始まり、その国で生産を担う有力候補企業の選定、さらには企業毎の特徴までの情報整理を行いました。


現地法人を通じ、地に足がついた情報提供。

現地企業のリストアップに際しては、単に生産品目や製造能力に留まらず、企業風土から経営者の人柄に至るまで、M&Aを見据えた最適解を導くための情報提供を行いました。自身のネットワークを通じた日系現地法人の協力があればこその地に足がついた情報は、パートナー選定の上で重要な意味を持つものと高い評価を頂戴しました。

3. 中堅食品企業

海外市場への新規展開

ゼロからの海外進出実現と未来への道筋。

日本市場に特化していた中堅食品企業の海外市場への初挑戦をサポートすべく、幅広いコンサルテーションを行いました。取り組み商品を該社の現有商品の中からセレクトして改善ポイントまで提案することに始まり、アメリカでの戦略地域を絞り込み、市場の把握と売り込みターゲット企業およびタッグを組む商社の決定を一気通貫で進めました。さらに現地研究機関とのパートナーシップ締結を実現し、アメリカ進出後の市場拡大に向けての道筋までをつけることに成功しています。


ビジネス実現に留まらず、さらなる展開に向けて。

ゼロからの海外進出だけに、商品戦略からチャネル構築に至るまで、コンサル内容は非常に多岐にわたりました。特にアメリカは州毎に知財も異なるため、対応できる専門家の選定や契約の締結など時間もかかりましたが、ビジネスの実現に留まらず現地研究機関とのパートナーシップ締結にまで漕ぎつけました。これは未来への架け橋となると考えて実現させたもので、新たに市場に打って出る中堅企業にとっては必ずや市場拡大の一助になると思われます。

4. 大手企業 研究部門

研究テーマ提案

最新トレンドに眠る次世代研究の芽。

大手食品企業の研究部門から最新食品トレンドについてのプレゼンテーションの依頼を頂戴しています。例えば飲料メーカーからは水危機の現状と解決策から水関連企業として求められる役割を提案して欲しいとのご要望。また大手食品企業からは、代替タンパクの世界的な状況と今後のトレンドについてのレクチャーを求められました。最新情報は国内外から直接収集するよう心掛けており、かかる“活きた情報”こそが研究開発の方向性を定める上での指針になると考えます。


個人的なネットワークがかけがえのない情報源。

昨今の食品産業のトレンドの変貌は著しく、また表に出てこない情報も多々あり、ネットから得られる情報だけでは片手落ちとなります。このため、国内外の研究機関や政府機関等のネットワークが重要な情報源となり、常に上書きされる“新鮮な情報”こそが次なる研究の源になると思います。

5. 大手cafeチェーン

メニュー選定に伴う提案

メニューの充実化を後押し。

カフェチェーンが客単価を高め、差別化されたメニューを開発することが重要であることは言うに及びませんが、大手チェーンではサンドイッチやケーキなどの食材の供給を外部に委託することが多いため、単に美味しさだけでなく様々な要素が絡んできます。製菓製パン企業の特徴に応じた選定や、委託先の絞り込みによる生産の効率化、さらには酵素や機能性材料の有効活用によるパサつき改善や工法の変革など、幅広い後方支援によってメニューに革新をもたらす提案を行いました。


実利を生み出す“後方支援”。

「カフェメニュー開発」と言うと、トレンドやビジュアルや“味”に目が行きがちですが、私の場合、「メニュー創造」ではなく、「効率性の追求」とか「質の向上」に寄与する提案を行います。パン事業への参画が長く、材料や触媒・酵素に関する知見が豊富なことから、技術面からのメニューの質改善、コスト改善に直結するご提案が可能です。

6. 中堅商社(非食品)

食品輸入商社のM&A提案

分野の絞り込みと互いの相性がポイント。

食品を扱っていない日本の商社が機能性食品市場に着目し、手始めに国内の食品輸入商社の買収検討を開始し、サポートを依頼されました。ひとくちに“機能性食品”といっても幅が広いため、その中でも特に今後の伸びが期待される分野を絞り込んで提案を行うと共に、相互の企業の相性までを鑑みて企業をリスト化してご提供しました。特にオーナー企業の場合は経営者の考え方が大きく影響するだけに、マッチングには気配りが肝要となります。


食品原料事業の統括経験が活きる。

大手メーカーにて食品原料事業を統括していたことから国内の関連企業との付き合いは広範囲に及び、今もなお関係を続けています。このため単に上辺の数字だけではなく、それぞれの企業体質や経営者の志向、未公表情報までが逐次インプットされており、当事案においても、企業リストの提供だけでなく今後の取り組み法までを伝授させていただくに至りました。

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